甲種危険物取扱者~前編~
これまでの人生、資格というものに縁のない人生を送ってきました。
大学も専門系の学部ではなかったし、入社してからも特に資格が必要な仕事はしていません。しかし、これからずっと同じ職場にいるとも限りませんので、幅広く知識を持っておく+仕事に対するモチベーションを上げるために資格取得を目指しています。
自分自身だらけやすい性格なので、ブログに記載しながら経過をまとめてみたいと思います。
1回目は、甲種危険物取扱者!
まとめていきますと書いておきながら、実は昨年に既に取得済みです。(笑)
今回は受験経緯~勉強までをまとめていきます!
☆甲種危険物取扱者とは?
そもそもなじみのない人にとっては、危険物取扱者とはなんぞや?だと思います。危険物とは消防法で危険物と規定されている物質を扱うために必要な国家資格です。身近なところだと、ガソリンスタンド。ガソリンや灯油は第4類の危険物に分類されるため取り扱いをする際は、危険物取扱者の立ち合いが必要になります。(なのでガソリンスタンドが営業している時間は常時、危険物取扱者が監視している状態となっています。)
危険物取り扱者は、取り扱える危険物の範囲で丙種、乙種、甲種に分けられます。丙種、乙種は受験資格がいりませんが、甲種は受験資格が必要で、すべての危険物を取り扱うことができます。つまり、甲種さえ取得すれば制限なく危険物を取り扱えるようになります。
☆経緯
なぜ、この資格を受けようと思ったかですが、単純に受験資格があるからです。大学、大学院と化学系の課程を修了しているため、受験するにあたり特に制限は受けません。化学系を出て、受験資格が得られるのは、この資格と毒劇物取扱責任者くらいですかね??
受験資格は下に書いておきます。
① 大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
② 大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
③ 乙種危険物取扱者免状を有する者
④ 化学に関する修士・博士の学位を有する者
※詳細は消防試験研究センターのHP参照
以前は学位、単位取得もしくは実務経験など受験資格が厳しかったようですが、現在は乙種の決まった種類を取得すれば受験可能なようです。
僕の場合は、④に該当するため学位記のコピーがあれば受験申請を行うことができます。学部卒または単位取得の資格で受験する方は、卒業証明書または成績証明書が必要となるので少しめんどくさいです。
☆準備
受験案内、願書の入手は消防暑に直接取りに行くか消防試験研究センターに請求することで手に入れることができます。僕は最寄りの消防署に直接取り行きました!
試験日程は各都道府県、地区によって異なりますが、年数回は受験機会があると思うので、もし落ちた場合でも比較的すぐ受験できます。
願書を書いて郵送すると受験日の1、2週間前に受験票が郵送されてきます。受験料は5000円と結構なお値段。プラス受かった場合は、免状交付でさらに費用が掛かります。
☆受験勉強
まずは試験内容から・・・・
試験科目 | 問題数 |
① 危険物に関する法令 | 15問 |
② 物理学及び化学 | 10問 |
③ 危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法 | 20問 |
試験時間は2時間30分です。また、合格基準は各試験科目でも6割以上。一つの科目でも6割を下回ると不合格のため、満遍なく勉強する必要があります。
とは言っても、②、③に関しては化学系ならば(化学系でなくても高校で化学をやっていれば)、ノー勉でもある程度は得点できます。特に②はセンター試験レベルなので、化学系ならば改めて勉強する必要ないです。③に関しては覚える量がかなりあることと消防関連の知識がないため、ある程度勉強する必要があります。①の法令に関しては、新しいことしかないので一から勉強する必要があります。
今回使用した参考書はこちらの工藤政孝氏著のわかりやすい!甲種取扱者試験。
ネットで評判が良かったため、こちらを買いましたがポイントと問題演習がコンパクトにまとめられているため、これを1冊やり込めば十分合格できます!
方針としては①→③→②の順番で勉強していくことに。2か月前に参考書を買って勉強をし始めたものの、グダグダ①をやっているうちに、試験2週間前となっていたww
自分のこういうところな直さないとなぁ~
さすがにまずいと思い、1日1時間半くらいのペースで①、③を詰め込みなんとか全ての範囲を読み終えたが、問題演習は不十分な状態。②も問題を一周といて本番に突入!
後編へ続く・・・・・